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美雨の部屋へようこそ

ちょっとだけスピリチュアルな世界の旅日記や 文化、歴史のぷち・エッセイを書いています。他にも海外、国内のお気に入りのドラマのあらすじ&感想を勝手気ままに綴っています。

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令和の参院選

令和の参院選  ~新聞を購読しなくなったのも一因か~

選挙への関心が低い。
民主主義の危機だと思います。

参院選楽しいポスター


昔は新聞を購読している家庭が多く、新聞には「選挙公報」が入っているので、
各候補者の政策がわかりました。
今は新聞を購読してない家庭が多いので、政策に触れる機会がないというのも、
一つの原因かもしれません。

選挙公報は役所などに置いてありますが、
わざわざ取りにいくのは面倒ですし、
テレビでも、各党の政策を比較するような報道は少なくなっているような気がします。

ネット選挙が解禁になりましたが、ルールがわかりにくく、

「メールで支持を求めるのは政党か候補者しかダメ」
「電話やLINEやSNSは個人でも可」

なんて、「メールサーバを介するかどうか」で区別するのは時代に合っていません。

選挙に行くことは、国民の権利です。
ただ権利と言うより、義務に近いです。

憲法12条は
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、
国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。
と規定しています。
つまり、
「不断の努力」を「しなければならない」のです。

投票という「権利」を行使しないと、
憲法が国民に保障する自由及び権利がなくなる可能性だってあるのです。

ただ、選択の結果の良し悪しは、すぐには出ない。
当選者は、数時間後に投票が締め切られて、その数時間後に決まるけれど、
大事なのは、議員になった人が、議席を獲得した政党が、その後どういう仕事をするか。

それがみえてくるのは数年後。

まあ、当選後、あまり間をおかずに、愚かな言動をしたり、選挙中に主張していたことを翻して、落胆させる議員がでてきそうな気もしますけれど。

この選挙で当選して議員になった人の任期は6年。
だからこそ、行為だけでみれば数分もかからない〈投票〉という行動に、考え、悩むわけですよね。


ちょっと笑える政党アンケート「共産はフキ、維新はバナナ「」
政党アンケート




さて、現時点での投票率は、2016年に行われた参院選のときよりも下回っているという。

極論で言えば、現状に満足しているのであれば、与党や現職候補に投票すればいい。
不満があるのならば、野党や新人候補に投票すればいい。

投票しなければ、自身とは考えがまったく違う人が議員になる可能性を高めることになる訳で
それを防ぐため、というだけでも、投票に行って欲しい、と思うのだけど。

選挙公報は地域の公民館などにも置いてあると思いますが、
新聞を購読しなくなった現在、
本当に「投票率」を上げたいのであれば、コンビニなどにも配置した方が良いと思うこの頃です。


美雨



余談ですが、
令和はこういう時代なんでしょうか。
「国会が一番面白い見世物だって言わせてやりますよ!「」これは山本本人の言葉。
選挙区違うし、まったく興味ない人でしたが、、彼の最新演説を見て驚いた。



圧巻のワンマンショー。 なかなかエキサイティングな「見世物」?(笑)
マイク1本、平易な言葉と卓越した説得力だけで、 通行人の足を止め、1時間も聴衆を惹きつけていたのは凄い。

みなさん、参院選挙 行かれましたか?


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虹とゲーテと神々と

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虹とゲーテと神々と

10琵琶湖の虹



虹の季節になりました。

ずっと雨マークで、部屋干しの洗濯物が梅雨冷えの原因ではないかと思えるこの頃、皆さんいかがお過ごしですか。
家族に風邪をうつされたのか、ノド痛と頭痛、関節痛など、不快症状に悩まされている美雨です。
特に武蔵野地域を愛でるようにあらわれるエルニーニョさん、今年もいらっしゃるのでしょうか。汗

雨は嫌いという人も多いけど、
この時期の雨こそ、水不足の利根川水系8ダムをうるおしてくれる首都圏の救世主、
天に感謝をしないといけませんね。

そう、悪い事ばかりではありません。雨のあとには素敵な特権が。

そうです。
虹に逢えること!

探すとなかなか逢えないけれど、ぱっと眼前に開かれた天の七色のプレゼントに、
ただただ、われを忘れて感動に浸るその瞬間は、まさに至福でしょう。
天の意図さえ感じる、雨の季節ならではのミラクルな特権。

ああ、虹に逢いたい・・・!

そう思っていたら、旅先でさっそく虹第一号に逢えました。



琵琶湖にて
琵琶湖の彩雲
彩雲というか、虹のヴェールがもくもくと。。。不思議で眺めているといつのまにか↓下の虹になりました

琵琶湖でみた虹
ホテルの部屋より撮影



虹の思い出といえば、三年前の晩秋だったか、雨上がりを歩いていてふと目を東に向けると、それこそ、叫び声を上げそうになるくらい、おおきいというより”でっかい”という言葉がピッタリの、でっかくて鮮やかな虹を見たことがありました。
これが記憶に残るいちばんすごい虹だろうと思います。

以前は、よく虹をみました。
最近、虹不足で(笑)さびしく思っていたところ、私の家族や友人、知人がやたらと虹を見た話をするのです。
こういう、虹のシンクロ?ってつながっているものなのですね。
それとも、単に、夏でにわか雨が多かったから、たまたま見る確率が多かっただけの話でしょうか?
なんにせよ、虹をみた話をする彼らは、きまって頬を紅潮させ、目を細め、声をはずませて、
まるで奇跡がおきたように嬉しそう。
でもきっと、じぶんもそんな顔をして、話しているのでしょうね。


他に、よく憶えているのは、もう15年くらい前、シアトルをタコマ富士(Mt.Rainier)に向かってから北から南へと車で向かう途中見た虹です。それも、なんとクリスマス・イブの日。今にも雪が降りそうな空から晴れ間が見えた途端、綺麗な綺麗な虹が現れました。地元の人は、こんなこと実に珍しいと言っていました。



タコマ富士
タコマ富士と謳われるMt.Rainier



また、特筆すべきは、円の虹。半円でなく、円の虹です。
これはもう、理屈なしに感動します。

考えてみたら、 虹は本当は円にできてるんですよね。
地上だと地面がジャマして半円ていどにしか見えませんけれど。
山の上や飛行機からは円の虹が見えるのです。
これ、本当なんですよ。

CA時、八ヶ岳の上空を飛んでいるとき真上から見た円の虹も物凄かったです。うまく言えないのですが、
お客様にPAで「皆さま、神さまを感じませんでしたか?」とアナウンスしてしまいそうになった美雨でした。(笑)



丸い虹
虹本来の姿



二重の虹
二重の虹


古来瑞祥と言われる”彩雲”
瑞雲
不揃いな雲の粒に太陽の光があたると雲に七色のレインボーカラーに




虹を見ると、どうしてこんなに嬉しいんだろう。

何かの本で読んだことがありますが、虹を見るときは、天使が傍にいて応援してくれているそうで、なるほど、そんなこともあるかもしれないとホントに思われてきます。 根拠はないのですが、なんだか祝福されたような、新しい始まり のような・・・そんな気がしてしまいます。

虹は、物理的に見れば、単に、水滴のなかを通過する光の屈折として説明されています。
が、霊的には、何らかのメッセージあるいは象徴なのではないかという気がどうしてもします(笑)。



ゲーテ
ゲーテ



さて
文豪ゲーテは、当時ニュートンが創った光学理論をボロクソに攻撃して、自ら、色彩や虹の研究もして「色彩論」という論文も著しています。でも、これ以後、攻勢をきわめていく唯物論思想に押されて、ゲーテの「色彩論」は、文学史のなかの特異点としてのみ残り、自然科学史的には評価されていません。現代の物理学者に話しを振っても、おそらく眉をしかめるだけでしょう。

ゲーテのように、やや霊的な観点から、「色彩」を論じた人は、他に誰がいるでしょう?わたしはあまり詳しくはないのですが、ルドルフ・シュタイナーが、ゲーテの思想を発展させていろいろ言及しているのが面白いのではないかなと思います。 日本語訳では、ゲーテの色彩論は最近ちくま書房から出ているようです。

シュタイナーはイマジネーション認識で虹を見ると、土の精、 水の精、風の精、火の精の四大霊がワルツをしていると言って います。なんだか楽しいイメージですね。 虹の色はティンクトゥーラ・色光、虹の瞑想もあるようです。それにしても、虹に、四大元素の精がみんな登場しているというのはビックリです。祝福するために、近くにいる精霊がみんな勢ぞろいしてやってくるのでしょうか(笑)。
もっとシュタイナーのことが勉強したくなってきました。



シュタイナー



虹のイメージは人それぞれ違うと思います。

日本の人は虹というと、あの中沢新一さんの「虹の階梯」を思い出してしまう人も多いと思う。
虹は神話の世界でも語られていて、ロシアのザ・バイカルに住む聖なる民族で日本人と顔のよく似たモンゴル系のブリャート人のシャーマニズムでは、虹は魂が天に昇る道であると考えられていました。
ちなみに日本神話ではイザナギとイザナミが虹を渡って下界に来たとされています。

不思議と、どこか接点がある神話だと思いませんか。

やはり虹は、古今東西、私達の住む世界と高貴な次元とをつなぐ、聖なる世界への架け橋、と考えられているのでしょうね。
虹のようにあまりに幻想的で綺麗なものを見たりすると、すぐに壊れ去ってしまう儚さを感じなくもないですが、だからこそ感動がある気がします。




美雨




虹入り水晶さんより
水晶のなかの虹
最後まで読んでくれてありがとう❤



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銀河へのラブレター   ~七夕に寄せて~

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銀河へのラブレター  
        ~七夕に寄せて~


銀河と天野川



7月7日。

また、宇宙に想いを馳せる日がやってきました。

今日は七夕。1年のうちでもっとも大好きな日のひとつです。


7・・・色は濃いエレクトリック・ブルー。

7・・・一桁の素数ではいちばん好きな数です。

その大好きな7がぞろ目に並ぶ日。
宇宙の波動を感じます(笑)。
宇宙から《未来》、《希望》といった波動が流れてきている気がします。

なんだか心のなかの一点から、ワクワク、ウキウキの波が広がりつつあります。
おのずと想いは、星へ、銀河へ、宇宙へと向かいますね。

今年の七夕の夜、関東の天気予報は曇り。
アルタイルとベガもきっと一年に一度の逢瀬ができることでしょう。
「神の目」のほか、天の川にも願いをかけておこうと思います。



織姫 彦星
七夕伝説の織り姫と牽牛



ご存知のように、七夕(星祭り)伝説は、晴れて結ばれた天帝の娘織女と牽牛の引き裂かれた愛 いわば、宇宙レベルの遠距離恋愛の物語です。

男と女の恋愛伝説としては情緒があって良い。いかにも市場開拓のために創られた舶来バレンタイン・デーよりも、日本人には、七夕の方が愛を語らうにはふさわしい気がします。しかし、元ネタが悲恋なので、縁起がよくないと言う人もいるでしょう。

七夕さまが近づくと、父が裏の森から笹の木を切ってきて、みんなで色紙の短冊に願いごとを書いたものですが、今どきは笹の枝も手に入りにくいご時世なのではないでしょうか。

さて、織女と牽牛を文学的にではなく、天文学的に見ると、カップルの距離はかなり遠いです。織姫(こと座のヴェガ星)と彦星(わし座のアルタイル星)の距離は 15光年もあります。地球とヴェガまでは 26光年、地球とアルタイルまでは 17光年。ヴェガ&地球&アルタイルがなす角度は約35度、学校で使った三角定規にちょっと似ていますね。

さらに、宇宙スケールで「1年に1度」を考えると・・・
織姫・彦星の寿命を80歳、恒星の寿命を80億歳とすれば、1億倍。
1年の1億分の1は 0.315576秒。恒星の年齢を人間に置きかえると、なんと0.315576秒に1度逢っている・・・!?


そういえば昔、「2万4千回のキス」というタイトルの歌がありました。
人間の尺度から考えると、1年に1度きりの逢瀬でお気の毒な気もするけど、実は宇宙的にはかなり頻繁で、毎度大忙しのラブラブ関係なのデス。



七夕の銀河



さて、天の川ときたら銀河ですね。


銀河系。現代天文学では、膨大な数の恒星の集まりということになっています。

でも最近、科学の先生が貸してくれたニューサイエンスの本では、銀河系は、太陽系がホログラフィー的に射影された虚像だと書いてありました(笑)。この情報は、チャネラーと呼ばれているある種の霊感を持った人が、高度な知性をもつ宇宙存在から得たものだそうです。だから、既存の科学的パラダイムからは今のところ大きく外れているし、検証ももちろんされていません。

上記の説を最初に知ったときはあまりにビックリして目がとび出そうでしたが、どういう訳か、だんだん時間が経つうちに、真理の予感もしてきています(笑)。

太古の昔から、人間は、宇宙の構造について、あーでねーこーでぃねーと想像をたくまして、いろんな宇宙のモデルを考えてきました。

現代人は、大昔の人が考えた宇宙モデルについて、子供だましだとバカにして、現代科学の提示する世界観が、まるで不動の真理のように、思い込みすぎているように、美雨は感じます。

人間の小さな脳ミソで認識できていることなんて、まだ、宇宙のホンの小さな部分でしかないということ、科学は仮説の集積でしかないこと、我々の与り知らない途轍もない世界が宇宙にはたくさんあること、を忘れたくないですね。



雨でも楽しい七夕まつり




昨夕、わんこと夕涼みをしていると 家の近くを流れる小川に、一匹の蛍!
碧色に儚く瞬く 蛍の光。

まるで ささやかな祈りが 天に舞うように 美しかったです。

愛と奇跡、全ての両極が調和する宵。
上弦の月..七夕。

美しい夢をありがとう。

天の川へと想いを馳せて、天界の音楽、美しい共鳴の波紋が世界に広がりそうな、そんな予感がいたします。


美雨のブログを読んでくださる皆さんにも宇宙の祝福がありますように!




美雨


短冊に願いを書き忘れた人、8月の七夕もお楽しみ❤
たなばた
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豊饒の女神アスタルテの都エリーチェ  シチリア島

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豊饒の女神アスタルテの都エリーチェ  シチリア島

ちょっと湿った南風が吹いてくると、スカッと晴れたあのイタリアの空を思い出しますね!
イタリアのシリズが好評だったので、今回はシチリアのエリーチェをご紹介しようと思います。^^

エリーチェ6 オレンジの段々畑 海の向こうにチュニジアを臨む 対岸はアフリカ
エリーチェ6 オレンジの段々畑 海の向こうにチュニジアを臨む 対岸はアフリカ
エリーチェ



イタリアは地図を見ると、おなじみのロング・ブーツの形。
そのつま先で、まさに蹴り上げようとしている三角形の物体、これがシチリア島です。

シチリア島(イタリア語:Sicilia / 英語:Sicily)は、地中海のほぼ中央部に位置し、東にギリシャとフェニキア、南にカルタゴやアラブ世界があるため地中海文明の十字路となった歴史があります。

島の歴史をざっと説明すると、古代ギリシャ人の都市国家から始まります。
アグリジェンド(街の名)を筆頭に現在でも地中海世界屈指の古代ギリシャの遺跡が多く残されています。時代の移り変わりを反映していて、カルタゴ、ローマ、そしてアラブと支配者が次々と交代し、様々な文明の痕跡が残る島です。面白いでしょう?
11世紀には、ノルマン人によるシチリア王国が建国され、ノルマン・ビザンチン・イスラムの三様式合わさった文化が花開きました。スペインのムデハル様式とも似て異なる、素晴らしいユニークさです。12世紀以降になると、ドイツ人、フランス人、スペイン人と次々と支配者が代わりました。
 
ちなみにシチリア州(Regione Sicilia, regione autonoma a statuto speciale)は、シチリア島と周辺の島々(エオリア諸島、エーガディ諸島、ペラージェ諸島、ウスティカ島など)から構成されています。



エリーチェ1




シチリア島には実は観光地が多く、とても1週間ぐらいでは回りきれない。
東はタオルミーナやシラクサ、中央にはパレルモとモンレアル修道院、内陸にはローマのモザイクで知られるピアッツァ・アルメリーナ、南にはギリシャ遺跡アグリジェントと、小さな島に見えて 第一級の名所が勢揃いなので、西にまで足を伸ばすのは、日程的にも大変なのです。

個人的にはシラクーサ(Siracusa)好きです。ギリシャ時代の数学者アルキメデス(紀元前287?~212年)の生まれた所です。当時は、ギリシャ植民都市の中で最も美しいと言われていたそうです。シラクーサの見所は、ギリシャ時代とローマ時代の遺跡が残る「ネアポリ考古学公園」とオルティージャ島の「旧市街」の2箇所です。

古代ギリシャ統治下にもあった島の歴史を反映するように、ギリシャ仮面劇がよく行われています。島の人達の顔もどことなく古代ギリシャのDNAを感じさせる面影も。素敵ですね。




テアトルグレコで上映されるギリシャ悲劇
テアトルグレコで上映されるギリシャ悲劇

エリーチェ3




個人的には西側において、イマジネーションを刺激してくれる土地に恵まれました。
その一つがエリーチェだったのです。
地中海全体を見回すと、東・中・西で、よく似た印象を与える土地があります。
それはコリント、エリーチェ、ジブラルタルで、特に前者の2つに共通するのは、
古代アスタルテ神殿が建っていたということであります。
ジブラルタルではそうした伝承は聞かなかったけれど、もし東方オリエントの信仰が伝わっていたら、あの岩山こそ、神殿を建てるには理想的な地形だったでしょう。

これは少々予備知識がないと理解し難いかもしれませんが、
古代における海洋民族、フェニキア人が地中海の覇権を握った時代があります。
多くの優れた船乗りたちが交易に従事し、この巨大なる内海を自由自在に渡り歩いていました。
一説によれば大西洋まで乗り出して、アフリカ沿岸から北方ヨーロッパまで到達していたと言われています。
彼らの主神はバール、女神としてはアスタルテを信仰していたという。

もともと、エリーチェの由来でもあるエリミ族がこの町を築いたといわれていますが、フェニキア時代からここには豊穣の女神「アスタルテ」を祭る神殿が聳え立っていたそうです。アスタルテはギリシャ語ではアフロディテ、ラテン語ではヴェネレ、そう、あの美の女神ビーナスです。ローマ時代には軍事上の拠点というよりもこのヴェネレ神殿の聖なる町としてあがめられていたといわれています


エリーチェ城跡 フェニキア時代からここには豊穣の女神「アスタルテ」を祭る神殿が聳え立っていた
エリーチェ5 エリーチェ城跡 土石はギリシャ時代、建物は中世まで幾時代のパノラマを見渡せるよう
土石はギリシャ時代、建物は中世まで幾時代ものパノラマを見渡せるよう



アスタルテは、後代になるとアフロディテやヴィーナスと同一視されましたが、
慈悲深き母なる女神、豊穣と多産を約束し、身体に無数の乳房をつけているという異形の女神です。

海を望む険しい山上に神殿が築かれ、多くの巫女たちが かしづいていました。
モノの本には、神殿売春と記されていますが、フェニキアやカルタゴの船乗りたちは、
行く先々で神殿を参拝して、航海の無事と女神の加護を願ったものです。

そして、なにがしかのお布施をしては、巫女と交わるのですが、巫女たちにとっても、女神に奉仕する行為と見なされていたという。
やがてローマがポエニ戦争で勝利を収め、帝国の覇権がギリシャ、中近東、北アフリカにまで及ぶと、こうした異教の神殿は破壊されてしまいます。
遠い時代の記憶を残した、どことなくノスタルジックな言い伝えではありますね。

標高751mの頂きから周囲を見渡せば、一目でわかりますが、ここは西地中海に向って睨みをきかせる重要な軍事上の要塞でした。しかし、今となっては神殿はすっかり廃墟と化して、跡形もない。古い岩盤や石塊も何も語ってはくれません。
付近には、12世紀の十字軍時代にノルマン人が築いた城、ゴシック式のマトリーチェ教会、近代に建てられた貴族の館などが見られます。



古代から続く石畳
エリーチェ4古代から続く石畳



海風が南西から吹いてきた。
チュニジアまでは約200kmと近い位置にあり、アフリカ行きフェリーも発着しているのもシチリアですね。
シチリアの中でも、どことなく北アフリカの香りが漂っているのは気のせいだろうか。
甘口でトロリとした風味のマルサーラ・ワインでも知られており、これはマディラやポルト、ヘレスのオロローソなどの製法の系統に連なっているようです。

廃墟のロマンの風に吹かれたい...という向きには、
西シチリアの幾つかの遺跡はお薦めかもしれませんね。




美雨


シチリアといえばブラッディーオレンジ.甘酸っぱくて何とも言えない香り 
シチリアといえばブラッディーオレンジ 香りの強い中身が赤いみかん
シチリアのしぼりたてオレンジジュースを飲みたくなったひとはぽちっと♪
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花の都 Florence バイロンとフィレンツェ

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花の都 Florence バイロンとフィレンツェ

名もなき画家の絵 フィレンツェ
名もなき画家の絵 フィレンツェ


Florence:フローレンスと英語でいうと首をかしげる人もいるだろう。

フィレンツェ(Firenze)といってああ、と納得。
昔、自分もそうだった。(笑)

でも、花の都、のイメージには断然フィレンツェよりもフローレンスではないかな。

フィレンツェは、イタリアのトスカーナ州フィレンツェ県に属する人口36万人の都市。
フィレンツェは3度目なので、見学場所はこれまで見ていない場所だけ、とした。

ヴェッキオ宮殿、サン・ロレンツォ教会&メジチ家礼拝堂墓所できれば前回見れなかった棟のウフィツィ美術館 (Galleria degli Uffizi)。詩人バイロンのインスピレーションを与えたスポットでもある。

やはり、ここに来ると、ルネサンスはフィレンツェで生まれ、その後ヨーロッパ全域に伝播していったことがあらためて実感される。




イルさまin Florence
どんな乗り物も似合う街 フィレンツェ

スクーターも車も似合うフィレンツェ



19世紀初頭のイギリスのロマン派詩人バイロンは、チャイルド・ハロルドの旅の詩篇の中で、フィレンツェとローマに捧げた詩を詠んでいる。


とりわけ、フィレンツェには、故郷と同等に深い愛惜の情を抱いていたようで、自分の生涯において、もう二度と再び訪れることはないであろうと、かの美しい街への惜別の辞を述べている。
その後、バイロンは義勇軍を率いてギリシャ独立戦争に馳せ参じて、1824年、36歳の若さで熱病で没することになる運命が待っているのだが、勇ましくトルコ軍を撃滅し、ギリシャを復興させて、フィレンツェの生みの親としてのイスタンブールの地を勝利者として踏むことを詩に託し 吟じている。


また、ローマに寄せては、廃墟と化してしまった古代の栄華を偲んで、悲嘆の思いを詠んだ。バイロンが訪れた時代のローマは、それほど零落していたのだろうかと思うほどである。




美青年だった詩人バイロン
バイロン1


バイロンについてぷち・イントロダクション

ロマン主義の偉大な詩聖、バイロン卿。George Gordon Byron(1788-1824)は、イギリスの詩人。
1788年ロンドンで貴族の子として生まれる。1790年スコットランドのアバディーンに転居し、1798年の父の死によって第6代バイロン卿となる。ケンブリッジ大学で学ぶが乱れた生活を送る。在学中に制作した最初の詩集は批判を受け、1809年から2年間にわたり地中海諸国を旅行することになる。
帰国後発表した長編物語詩『チャイルド・ハロルドの遍歴』が大成功を収め、一躍時の人となった。その後も背徳的なテーマを描き、1816年私生活上の悪評がもとでイギリスを去り、スイスやイタリアなどを転々とする。その間に『チャイルド・ハロルドの遍歴』の続編や、代表作となった未完の長詩『ドン・ジュアン』を書き続けた。
ギリシア独立戦争(1821年~29年)が勃発すると独立軍に参加するため、ギリシアに渡ったがマラリアのため客死した。放蕩貴族と見る向きもあるが、詩人として、英雄として「男の中の男であった」と200年経ったいまも彼を惜しむ声はあとを絶たない。



バイロンゆかりの、ホテル バイロン
newhome04.jpg
フィレンツェのサンタ マリア デル フォーレ大聖堂、ダビデ像の近隣にある




バイロン作「チャイルド・ハロルドの巡礼」より

フィレンツェ(フローレンス)に寄せた詩

NO.57.
aあゝ忘恩のフローレンス!ダンテは遠くはなれてねむる、
叱り咎むる波のそば、眠るbシピオを見る如く。
内亂よりも更にあしき
c黨派の爭詩人を逐ひぬ。
其名は永く子孫の子孫、
百年つきせぬ憾に讚ぜむ。
はたペトラルカ譽ある額にまとふ冠の
月桂の木は途遠き外なるd土に生ひたちぬ、
其生、其名、破られし墓も爾のものならず。


aダンテとペトラルカの遺骨
bシビオは故國を去りてカムパニアの岸リテルナムに逃る
c「ゲルフ」派「ギベリン」派の爭い
dペトラルカはローマにて月桂冠を授けられる




NO59.
かくしてサンタ・クローチェは彼等の偉なる塵を缺く、
其缺くためにことさらに著(しる)し、いにしへのaシイザアの
ねり行く列にブルータスの像省かれて見るものに
ローマの中の秀れたる其子偲ばしめし如。
優りて幸のラベンナよ!亡ぶる邦のb砦(とりで)なる
爾の波の打つ岸に不朽のc流人葬らる、
アルカも更に流麗の調べのかたみ、わがものと
求めてたもち、そのためにフローレンスは空しくも
其逐ひやりしすぐれたる故人の骨を得ずに泣く。


aローマの帝室の葬式の列にブルータスの像を許さゞりき
b西ローマ皇帝しば〜こゝに逃れしが故
cダンテを指している




NO.61.
アルノーの岸、藝術の精を集むるa院の内、
b彫める工(たくみ)・七彩の色ある技と競ふ場、
心と目とを奪ふべき寳は更に數多し、
更に幾多の驚異あり、されども我の領ならず、
c畫堂の中の工より原野に眺むる自然の美
わが感興を起し馴る、
聖なる作はわが靈の敬を呼べども
わが靈は感じながらも産みなさじ。
その使ひなすものゝぐは --


aウフィツ美術館
b畫と彫刻
c美術よりも自然


アラビアふうにキメたバイロン
アラビアふうにキメたバイロン



バイロン名言集

あなたのために世界を失うことがあっても、世界のために あなたを失いたくない by LORD BYRON 


われは群れと交わることを侮ってきた、たとえ、その首領となり、その群れが狼のそれであろうとも。獅子は孤独だ。われも孤独だ
「マンフレッド」より

知恵は悲しみである。
最も多くちるものは、宿命的な真理を最も深く嘆かねばならない。
知恵の樹は生命の樹ではない。
「断片」より

自然を咎むな。自然はその分をなした。
汝は汝の分をなせ、知恵を疑うな。
「楽園喪失」より

人間は地上にこそ破壊の跡を記すが、その力の及ぶのは岸にとどまる。
大河原の上では、破壊はすべてお前の業、人間の破壊力は、その影すらもとどめない
「チャイルド・ハロルドの巡歴」より

友情は翼のないキューピットである
「怠情の時」より

名声は若者の渇望なり。
「チャイルド・ハロルド」より

女は「恋人」を恋するが、次からは恋を恋する
「愛の幻滅」より

女は美しくて、甘ったるい嘘つきだ。男はすぐにお前を信じ込んでしまう
「女に」より

女性は天使になるも、夫婦生活は悪魔なり
「エリカ」より

忙しさは悲しみを忘れさせる
「大学」より

快楽は罪だ、そして時としては罪は快楽だ

すべての悲劇は死をもって終焉し、すべての茶番は結婚をもって終わる
「ドン・ジュアン」より

恋と結婚は、同じ故郷に生まれた中でありながらほとんど結びつかぬということは寂しいこと、
人間のはかなさの悲しい愚かなこと、また罪でもあろう
「愛の幻滅」より

「時」だけが恋をうまし、慣れてくると恋は消える
「恋よ、いつまでも」より


バイロンの時代から、いつも青春のまちフィレンツェ
firenzeの学生達
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スピリチュアルの大家から聞いた話だが、フィレンツェにいくと芸術が冴えるそうである。
まったく芸術がわからない人でも、ぱっとインスピレーションに目覚めて、とにかくそんな人ひとになってしまう、と。

また、絵描きや彫り師やアクセサリー職人等、モノ作りをする人は一流のセンスが磨かれるそうだ。
えーっ?行くだけで?とマユツバであるが、やはり そうなのだという。土地の波動が もうそうなっていて、ルネサンスさえ生みだした街なので、ジュピターやミューズが生きてるそうだ。
まったくスピリチュアルと関係ない学者でも、あそこにいくとあ何かが(素晴らしく)変わる、と言ってた。

もともと大吉の土地なのだろう。

余談だが、トップに揚げたフィレンツェの風景画・・・素人が描いた絵である。
イタリア芸術のレベルの高さがうかがえないだろうか。
なりわいにしてる人でなくてもこのくらいひょいと描いてしまうのだから。フィレンツェは、どのアングルで描いてもサマになる、というか。多少筆不足でも美しく書けてしまうという、付加点つきの街のような気もする。

ちなみに、フィレンツェのウフィッツィ美術館には名のある巨匠より名のない画家たちの絵画や彫刻がドチャっと展示されていて、私はむしろ名のない画家たちのクアトロチェント(ルネサンス期)の作品が好きだった。
「あの絵ハガキはないの?」と館内の学芸員さんに聞くと、「ああ、有名な絵描きのはたいがいあるのですが、こちらはちょっと・・」と残念そうに言われ、がっかりしたものである。
あの絵をもう一度見たい!と思う、自分だけのthe favoriteがきっと見つかる不思議なルネサンスの美術館、それがフウフィッツィ美術館だ。

まさにバイロンの詩の一節「アルノーの岸、藝術の精を集むる院の内、 彫める工(たくみ)・七彩の色ある技と競ふ場」そのままの世界である。

ポンテヴェッキオの周辺では、老いも若きも皆絵を描いたり、写真を撮っている。
それが幾世紀も、続いてきたし、これからも続くのだろう。



美雨



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