FC2ブログ

美雨の部屋へようこそ

ちょっとだけスピリチュアルな世界の旅日記や 文化、歴史のぷち・エッセイを書いています。他にも海外、国内のお気に入りのドラマのあらすじ&感想を勝手気ままに綴っています。

Entries

死の舞踏 と メメント

死の舞踏 と 『メメント』(映画)


ハンス・ホルバイン作 死の舞踏
ハンス・ホルバイン作 死の舞踏


<メメントの意味>

メメント・モリ(Memento mori)は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句である。日本語では「死を記憶せよ」と訳されることが普通。 芸術作品のモチーフとして広く使われ、「自分が死すべきものである」ということを人々に思い起こさせるために使われた。

古代ローマでは、これは将軍が凱旋のパレードを行なった際に使われた、と伝えられる。将軍の後ろに使用人が立ち、この使用人は、将軍は今日絶頂にあるが、明日はそうであるかわからない、ということを思い起こさせる役目をになっていた。そこで、使用人は「メメント・モリ」と言うことによって、それを思い起こさせていた。

ただし、古代ではあまり広くは使われなかった。当時「メメント・モリ」の趣旨はcarpe diem(今を楽しめ)ということで、「食べ、飲め、そして陽気になろう。我々は明日死ぬから」というアドバイスであった。これの起源は聖書にあり、イザヤ書22:13には「食べ、飲もう。我々は明日死ぬのだから」とある。ただし、この考えは聖書以外で現れている。例えば、ホラティウスの詩にはNunc est bibendum, nunc pede libero pulsanda tellus.(今は飲むときだ、今は気ままに踊るときだ)とある。ホラティウスは、死後においてはそういうことができない、と言うことを示そうとしたのである。これがcarpe diemの古典的なテーマである。

しかし、この言葉はその後のキリスト教世界で違った意味を持つようになった。天国、地獄、魂の救済が重要視されることにより、死が意識の前面に出てきたためである。キリスト教的な芸術作品において、「メメント・モリ」はほとんどこの文脈で使用されることになる。キリスト教の文脈では、「メメント・モリ」はNunc est bibendumとは反対の、かなり徳化された意味合いで使われるようになった。キリスト教徒にとっては、死への思いは現世での楽しみ・贅沢・手柄が空虚でむなしいものであることを強調するものであり、来世に思いをはせる誘引となった。



メメント



<映画の感想>


『メメント』 Memento

ガイ・ピアース (出演), キャリー=アン・モス (出演), クリストファー・ノーラン (脚本)


メメント―題名からして異色だったけれど、こんな不可思議な映画って初めて。物語のシーンが逆行してゆくだけでなく、画像そのものが逆回しの衝撃的な冒頭。
半分の真実、妄想が半分と、結局事実は混ぜ合わせだったとわかる腹立たしいラスト。単に自己防衛と片付けられて、ちょっと裏切られた感もするけど、このパッチワークをまた逆に:つまり正常に並び替えてしまったら、これほどつまらない映画って、無い。

記憶は部屋の広さも車の色も間違える
記憶は思い込みだ 記録じゃ無い

事実とは違ってる

気狂いの言葉であるにせよ、自分にとっても深い含蓄。
「時間を知らない俺が癒されるのか」
答えはノーでしょう 胸が締め付けられるほどに痛いけど
「記憶は自分の確認のためだ」って、
もう自分で答えは出してるじゃない、レナード。自分の確認が出来ずに時空のはざまで漂う貴方に、凍りつくような孤独と悲しみを見てしまった。時が存在しない世界って、拷問と同じだね、レナード。

メメント―形見の品を追い求めながら、どこまで行くの?終わりはあるの?




美雨




★このランキングに参加しています。更新の励みになるので押して下さると嬉しいです★
(>ω<)ポチに感謝デス♪
にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へにほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ人気ブログランキングへ

スポンサーリンク

Comment

Tylerさん 

Tylerさん
忙しいところコメントありがとうございます。
Tyler姐さんのとこでも元気が出るコメいただきまして本当に感謝です。まるちゃんの御機嫌は少しよくなったかな?mama命のまるちゃんですもんね。(^o^)
さすがTylerさんメメントご存知でしたか。これ、借り物で内心お義理で観たんですけど(苦笑)不覚にもハマッってしまいました。

パッケージからして全部反転で、そこで賢い人はビビッと気がつく筈なんですが、ポワ~と観てて気がつきませんでした、フィルム逆回し。

Tyler姐さんと同じく、新しい感性を持った人でとても賢いなと感心した ました。結構古い作品なんですね。でも私の中で映画に対するイメージが劇的に変化してしまったような・・・
古いとか新しいで語れる作品じゃないですね、これ。仰るように脚本ではちょっとしたビッグバンだと思います。だからいまだに人気があるんですね。
いつも丁寧に書いて下さって本当にありがとうございます。
  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2010.08/23 09:10分 
  • [Edit]

メメント大好き 

こんにちは!!
コンクールのことはうちのコメントの返事にかいておくので。。
こっちの方にコメントだっ!


メメントはもうだいぶ古いよね
もちろん知ってるよ
映画公開のときに見た

私はこういうのすごく好きで琴線に触れる話だったから
最初から興味があってすごく楽しみで見た
物語の始まりからぐいぐい引き込まれてあっという間に時間が過ぎた

新しい感性を持った人でとても賢いなと感心した
思い出がありますよ

私は物書きなので脚本に惹かれます
そして賢い人が好き
私がアホやから(爆)


こういう少し変わったもの
心の琴線に触れるような映画が好きなんですよ=
だから人がみないような妙なものばかり見てます(笑)

でも2作目は面白くなかったそうな。。。

あ、それと
もうひとつ

まにあ道

私はきたことないけど似たようなものがよくくるよ
もちろん、相手は違うけど。。。どこかも忘れたけど
企業のサイトだったと思う

たぶん呼び込みと思うよ
ちなみにこういうの見つけた

別のサイトの人のコメントに同じ文章でコメントいれてたよ

http://shimizurakugoweb.eshizuoka.jp/e596679.html

ここみてみて


東海テレビは有名やけどね
同じ文章を打ち込んでるところがなんかね=

参考にしてね

いつもコメントありがとう
私もポチしてるからね
でもうちは別にポチせんでええよ(^^ゞ;;;
ランキングなぞどーでもええねん

ほならー
  • posted by tyler 
  • URL 
  • 2010.08/22 12:43分 
  • [Edit]

ちゃあさん 

なんとも異色の・・・というかうそ寒い映画でしたね。

まさかフィルムを逆回ししていたなんて・・・

ときどきお笑いネタで使われる、ズボンのベルトをシュるるるって引っ張り出すシーンを、フィルムで逆さ回しにして「アリエネェー!」ってみんなで大笑いする、あのシーン。

さいごにあんなシーンがあってやっと映画の意図がわかるんですよね、ああ、騙された!みたいな。それまで何が何だかわけワケメでなんとか最後まで頑張って観よう、みたいに粘るだけだった自分が、もう一度見直して、なるほど、ウンウン、そうだったのか、みたいに納得するんです。(笑)ああ、わたしだけじゃなくって良かったです。(*^_^*)

これ、観た人じゃないとこの面白さ、わからないですよね。メメントの意味を調べて、やっとレナートの地獄が解ったり・・・この人の脳の世界は案外本当にフィルム逆回しの世界なのかもしれません。うーん、深かったです。

今日もコメントありがとうございました。

  • posted by 美雨 
  • URL 
  • 2010.08/21 22:33分 
  • [Edit]

No title 

お~!メメント!!
昔見ました。
衝撃的だったので2回程借りましたよ~。

最初ダラダラしてるし、謎だらけだけど、最後でやっと理解出来るんですよね。また借りようかな~。。。
  • posted by ちゃあ 
  • URL 
  • 2010.08/21 18:13分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 現在非公開コメント投稿不可です。

左サイドMenu

プロフィール

MIUMIU 美雨

Author:MIUMIU 美雨
旅、歴史、長編ドラマ(短編も)のレビューやエッセイを書いています。
文化系の記事が多いですが、歴史ドラマ(大河ドラマ:八重の桜)や、韓ドラレビューも書きます。中でもソン・イルグクさんの作品が大好きです。
更新はマイペースで続けていきますのでどうぞよろしくお願い致します。

過去記事は画面右上の検索フォームか左下のカテゴリー、早見表で探して下さい。

当ブログにて使用させて頂いておりますドラマ等の画像の著作権、肖像権は全て出所元にあります。当サイト内の文章の無断転載、無断トラックバックはお断りしております。

尚、此処はあくまで個人のサイトとして書いているブログであって、”公の掲示板”とは異なりますので、いきなりの複数の質問ばかりのコメント等はご容赦願います。返答致しかねます。

また、記事に関係のない内容のコメントや荒らしに該当する方、挙動不審な方は場合によって制限をさせていただきます。

プライバシーポリシー

最新記事

 

月別アーカイブ

カテゴリ

八重の桜レビュー
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話 24話 25話 26話 27話 28話 29話 30話 31話 32話 33話 34話 35話 36話 37話 38話 39話 40話 41話 42話 43話 44話 45話 46話 47話 48話 49話 50話(終)

韓国ドラマあらすじ
天地人(発酵家族)
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話 24話(最終話)

神と呼ばれた男
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話

強力班
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話(最終話)

風の国
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 9話 10話 11話 12話 13話 14話 15話 16話 17話 18話 19話 20話 21話 22話 23話 24話 25話 26話 27話 28話 29話 30話 31話 32話 33話 34話 35話 36話(最終話)

風の国あれこれ
その1 その2 その3 その4 その5 その6

人生画報
作品紹介 1-4話 5-8話 9-12話 13-16話 17-20話 21-24話 25-28話 29-32話 33-36話 37-40話 41-44話 45-48話 49-52話 53-56話 57-60話 61-64話 65-68話 69-72話 73-76話 77-80話 81-84話 85-88話 89-92話 93-96話 97-100話 101-104話 105-108話 109-112話 113-116話 117-120話 121-124話 125-128話 129-132話 133-136話 137-140話 141-144話 145-148話 149-152話 153-156話 157-160話 161-164話 165-168話 169-172話 173-176話 177-180話 181-184話 185-188話 189-192話 193-196話 197-200話 201-204話 205-208話 209-212話 213-216話 217-219話(最終話)

善徳女王
1,2話 3,4話 5,6話 7,8話 9,10話 11,12話 13,14話 15,16話 17,18話 19,20話 21,22話 23,24話 25,26話 27,28話 29話 30話 31,32話 33,34話 35,36話 37,38話 39,40話 41,42話

カテゴリー

FC2カウンター

右サイドメニュー

検索フォーム


インスタ映えするスペースレンタル

コロナウィルス、花粉、ニオイ対策

美雨のおすすめブログ
海外旅行は体験談を参考に!
竜宮小僧の旅案内

マリーアントワネットティーブレンド
リーフ

マリーアントワネットティーブレンド
ティーバッグ

映画マリーアントワネットにも登場
バレンタインに!

ランキング参加してます

ポチっとお願いします▽・w・▽

ブロとも申請フォーム