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2013.02/03 [Sun]
NHK大河ドラマ 八重の桜 第5回 松陰の遺言

NHK大河ドラマ 八重の桜 第5回 松陰の遺言
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最近”八重の桜”関連キーワードで検索してご訪問下さる方が大変多くなり驚いています。^^
復興にむけて頑張る福島と東北に熱くエールを放つ大河ドラマ”八重の桜”、
共に楽しみつつ、愛の桜前線を拡げていきたいですね!

NHK八重の桜HP クリック♪http://www9.nhk.or.jp/yaenosakura/
第4話あらすじ
うら(長谷川京子)が覚馬(西島秀俊)の子を身ごもり、八重(綾瀬はるか)は佐久(風吹ジュン)たちと共に祝福する。
しかし、その喜びもつかの間、覚馬を攘夷派の不逞(ふてい)浪士が急襲する。さらに、かつて八重たちとも交流があった吉田寅次郎(松陰・小栗旬)が、安政の大獄で処刑されたという知らせを聞き…。

八重の桜、こんなところが好き!感想&雑記
松陰の処刑まで・・・あまりに早かったです。
その分、もう少しだけ丁寧に描いてほしかった。
亨年30歳。
若すぎる死です。
安政の大獄で吉田松陰が処刑されてしまいました。
歴史の教科書にも載るような大物が、小栗旬さんのような若さで処刑されたとは。
”成人度”という言葉があるとしたら、当時の人は成人度が高く、早かったんですね。
現代の私たちが生きている30年と、彼らが生きていた30年は、本当に時間の流れ方が違う気がします。
「身はたとい 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂」
「至誠にして動かざるものは、未だこれ有らざるなり。」
・・・誠の心を貫けば動かせないものは無いと言う弟子たちへのメッセージ。
松陰の同志や門弟達は、松陰の残した志のすべてを実現させれるでしょうか。
海舟のアメリカ行き。そして、
これからドラマに出てくるであろう松陰の弟子たちの台頭・・・これからが見どころでしょうね。
残していった大和魂。
松陰さんでなければできなかった明治維新とは何だったか。
それがとても知りたかった。

野菜にいつも優しい言葉をかける兄嫁うらを面白がっていた八重だが・・

春が来たことを告げる 会津の風物詩、彼岸獅子
しかし、相次ぐ流血と緊張感のなかにも、山本家の家族愛や会津の風物詩にはホッコリしました。
彼岸獅子にはつきものの喧嘩や、ぴ~ひゃらドンドンと春をつげる笛太鼓・・・小さな祠の小路と磐梯山を仰ぐ美しいあの場所が、松陰との凧揚げをした情景をリフレインさせて懐かしい。
今回もめちゃくちゃかっ飛んで、小さな子供を助けるシーン、さすがは猿飛び八重、いえ、スーパーウーマンぶりでしたね。その八重を守ろうと分け入った幼馴染の弥七郎(もう大蔵ですね) と、仕切り直しをした覚馬も、かっこよかった。
うらが旦那さまに妊娠の報告をしようとしたけれどタイミングを逸してしまい、覚馬の後ろで八重に「あとで」と口だけ動かしてたシーン。 あれだけでも、八重とうらが仲良くなってるのがよく表れていましたし 「姉様はちっども話してくんねぇ」と八重がボヤいてたお嫁さまが、山本家に馴染んだのだな~というのもよくわかりました。
本来あの小豆を使って赤飯を炊き祝う筈が、山本家襲撃のあと 豆がざるにあげられていたのが、涙を誘いましたね。 喜びと悲しみを小豆で表現するシーンは 胸に沁みるものがありました。
什の掟の弊害か、会話のほとんど見えない男女の会津ですが、うらが覚馬の汗を拭いてやるシーンや、妻と手をつなぐ覚馬が仲睦まじく、ほほえましかった。流産は悲しいけどあの事件で夫婦の絆がより深まったような。
小物や情景を効果的に使って 間接的に伝えるのが旨いドラマだと思います。
しかし、幕末の為政者のダメダメぶりには閉口します、これでは尊王攘夷派が増えるのも時間の問題。
よきにつけ悪しきにつけ、井伊大老がいてこそ、究極のかじ取りが出来ていたのに、大老の暗殺後、水戸討伐などというのは愚の骨頂です。
なのに 容保も中々やるもの。こころは親戚の井伊に寄せながら、世の大局をみすえて、諸外国に隙を与える内戦は愚かだと 義を以て諸侯に意見し、水戸討伐に傾いた評議の流れを一気に変えて見せた英断ぶり。
それがさらなる苦難への道となるわけですが・・・。
暗雲たちこめる会津の悲劇への足音が、ひたひたとしのび寄る、安政の終末なのでした。
・・・ということで、次回は第6話「会津の決意」です。

雪の桜田門

榎本版 井伊直弼、小栗版松陰ともに 迫真の演技でした
井伊直弼と吉田松陰について
二人の英傑が 真っ赤に身を染め 散ってゆきました。
勅許を得ずして日米修好条約に調印し開国近代化を断行、その結果世をゆるがせた安政の大獄の張本人、井伊直弼。そして、「天朝も幕府も藩もいらん! 身ひとつで立ち上がれば良い!」と辞世の叫びを轟かせた吉田松陰。
この二人の立場は対極にあるようですが、各々の立ち位置と角度から見れば"幕末にこの人あり”と言える一廉の人物であり、祖国の行く末を案じて命を懸けた、究極の もののふであります。
あまりに著名な人物達ゆえ今更細かい説明をするより、二人の人物像を浮き彫りにするような読み物が残されているので、ここに紹介してみましょう。

狂歌で見る幕末・明治
狂歌は、江戸から幕末に流行った風刺をこめたパロディ形式の和歌ですが、下にアップした浮世絵と共に、世相をクールにとらえる庶民目線の感覚が しみじみ読み取れますね。
庶民が「桜田門の変」を詠んだ狂歌です。
三月は 雛の祭りか血祭りか あけに染めたる 桜田の雪
三月三日の雪の早朝に起きたこの暗殺事件にからめて「ひな祭り」と「血祭り」、また「明け」と「朱」をかけて、桜田門外に積もった真っ白い雪が、血祭りにされた真っ赤な井伊大老の血で染まってしまった、と揶揄しています。
井伊しかけ 毛せんなしの 雛祭り 真っ赤に見べし 桜田の雪
井伊が仕掛けた安政の大獄で恨みを買って殺されたのは「せんなきこと」と、ひな壇を飾る毛氈(もうせん)をかけ、ひな壇なくてもひな祭り(血祭り)気分が味わえていい(井伊)気分だ、と皮肉っています。
桜田に胴と首との雪血がい 井伊馬鹿ものと 人はいふなり
切り離された「胴と首が」行き違い、当日降った「雪」と流れた「血」をかけている、これは痛い歌です・・・^^;
かんがみるに、
独断で米国との条約に調印したのまでは百歩譲って許せても、反対派を悉く独断で処断した「安政の大獄」は江戸の庶民にさえ大きな禍根を残したのでしょう、暗殺されたのは「せんなきこと」、しまいに井伊馬鹿ものとまで揶揄された直弼は、松陰に比べあまり愛されてはいなかったようですね。
同じく幕末期、浮世絵で いかに大きくそら恐ろしいかを表した「黒船の図」

産経新聞出版NIKKO MOOK本より
吉田松陰と留魂録
「八重の桜」で描かれる吉田松陰の肝、それはまさに「断固として事を行うとき、人はみんな狂気ですけぇ」というセリフに凝縮されているようです。演じ手の小栗旬さんも、明治維新の起爆剤のようなパワーを伝えたかったといいます。
自分が納得のいく理由であれば死も厭わないが、全く不本意な理由で死罪を言い渡された松陰。それならば、せめて、自分の死で誰かを奮い立たせたい、自分がやろうとしたことの意義を伝えようと、処刑直前に牢で書きあげた「留魂録」は、読み物というより、魂の叫びを書きとめた祈り言葉のように感じます。

至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり
身はたとい 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂
松陰の辞世の句、死ぬ前に書かれた「留魂録」の冒頭です。
この句のなかに凝縮されているように、松陰が教えたのは単に蘭学・兵学でなく、何のために学ぶのか、国を愛するとはどういうことか、そのこころであったように思います。
だからこそ、松下村塾の門下生のバイブルとなり、長州の志士達の行動力の源泉ともなりえたのでしょう。自分が死んでも、弟子たちが新たな日本を作っていくという期待を込めたこの歌が、高杉晋作や伊藤博文といった人物を生み出した、と言っても過言ではないかもしれない。
長州の藩士だけでなく、いまを生きる人達からも、松陰ほど慕われている人物はいない。
互いに開国派であり、共に志半ばで非業の死を遂げた二人の幕末の志士。
同じ死にざまでも、この違いは何なのか、考えてみた。
死を以て何かを伝えたかった松陰。
生き残ることで、自論を貫き通したかった直弼。
生き急ぐ松陰と、死に急ぐ直弼・・・究極、そこかもしれない。
象山塾で、西洋の技術と 東洋の道徳をもって日本の未来を治めていこうと目を輝かせて誓った松陰。その志は、少なからず現代の私たちの間で、日本人としてのアイデンティティーを持って真のグローバライゼイション(国際化)を遂げてゆく理念のなかに、生き続けている気がします。

松陰の最期
美雨のぷち・八重の桜紀行その④


今回は、旅で廻った会津磐梯の自然や温泉を紹介するつもりだったのですが、思わぬ嬉しいものに遭遇してしまい、つい脱線しちゃいました。というか脱線大好き人間の美雨です。(#^.^#)
ハイ、ちっちゃい八重み~つけた!
東京駅の八重洲ブックセンターに本を買いに行った帰りに発見しました。
その名も、福島県観光交流館!Wao!!

東京駅、八重洲南口から徒歩3分、八重洲ブックセンターの隣の隣
中に入ると・・・こんなカンジ。(早速もらったパンフレットだなし~❤)←会津語

八重たんコーナーも❤めんごいだない♪(かわいいでしょ、の意)

ロケーションだなし♪

この看板が目印べした~(でした、の意)

おめなず、はやぐあいべ~(あなたも、早くいきましょう、の意)
会津塗り、黒漆のミニ屏風。奇麗・・と見とれてたら、この句を思い出し・・・ホロリ(涙)

実はこの句、籠城戦で降伏し開城となる前夜、八重が鶴ケ城の壁に残した歌です。
明日の夜は 何国(いずこ)の誰が眺むらん
慣れしお城に 残す月影
荒城の月のモデルともなった秀作といわれていますが
八重の瞼にうつる光景と心情が、涙ぐましく伝わってくる歌ですね・・・。
八重には、見えていたのですね、負け戦の、その果てにある情景が。
会津の歴史散策には、こころに響く女性たちの歌が欠かせないと ひとは言います。
猫も杓子も手のひらを返したように「新政府、新政府」の大合唱をして、全員が勝ち馬乗り心理の”小汚さ”のなかで、一方的に「反逆者」の汚名を着せられた会津。
負けると解っていてなお歴史の逆境に立ち向かった会津の 名もなき戦士として、自らの散りぎわを心に決めた八重は、やはり”会津のジャンヌ・ダルク”に相応しい、もののふだったのでしょうね。
美雨
美雨の戦利品だなし


八重たん根付とハンサムウーマンクリアファイル、よがんべ~?(いいでしょ❤の意)
八重の桜 各話レビュー
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あきっちさま
あきっちどん!( *≧∀≦)
息子さん、インフルですか!?大変でしたね(>_<)あきっちママ・・・何も知らずに
のほほんとしていてごめんなさいねm(__)m
なんかネ、家族で風邪一周して、そのあとインフルでまた一周なんていう家族知ってます。(>_<)
元気で罹りそうにない子ほど、最後に一番ひどく罹ってしまう、なんてこともありますよね、
くれぐれもお大事にね!
私も、小栗松陰の出番に関しては悔いが残ります・・・
というか、みんな印象はそうじゃないかな。旬クンはあんなにいい演技してるのに、
もう少し演出や出番を工夫できなかったのかと、本当に残念です。
でも確かに旬クンの眼力、ハイ、稲妻みたいでしたね!違う役で後半出てきてくれないかな~と
神様にお願いしています。(笑)あきっちさんの方がずっとベテランさんなのに、
お祝いの言葉、ありがとうございました。m(__)m